「施工管理って、図面とか工程とか、むずかしそう…」。最初はみんな、そう思います。
でも、建設の経験ゼロから始めた人は、ちゃんといます。まずは、当社がご紹介した2人の例から見てみましょう。
例1 飲食店のアルバイトから、施工管理へ。
飲食店のアルバイトを2年続けていた方です。建設の経験はありませんでした。施工管理の仕事に入社し、年収は約200万円から約380万円に(入社時の年収)。
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例2 アパレルの販売員から、施工管理へ。
アパレルの販売員をしていた女性の方です。この方も、建設の経験はありませんでした。毎日の残業が多く、土日祝休みの働き方をしたい、という希望をお持ちでした。施工管理に転職し、年収は約300万円から約400万円になりました。
この例の読み方
どちらも当社がご紹介した方の例で、ご本人の了解をいただいて載せています。年収は、会社や地域、経験によって大きく違います。同じ金額になることを約束するものではありません。
自分の場合はどうなるか、気軽に聞いてみてください。
未経験の人を育てる研修、あります。
建設業界には、新しく入った人向けの研修の場があります。たとえば静岡県の富士教育訓練センター(業界の職業訓練法人が運営する施設)には、実務経験のない新入社員向けの「入職時導入教育」や、実務経験0〜3年の人向けの「建築施工管理基礎」といったコースがあります。
国(厚生労働省)も、会社が雇った人に研修をしたり、施工管理技術検定の講習を受けさせたりするとき、その費用や研修中の給料の一部を、会社に助成しています。
厚生労働省の計画にある2024年度の数字では、正社員に職場を離れての研修をした建設業の事業所は85.2%。全産業の71.6%より多いんです(新人向けに限らない、正社員への研修全体の数字です)。
国も「育てる会社」を応援中。
厚生労働省の2026〜2030年度の計画は、建設業に入った人を育てて定着させることを、いちばん大事なことの一つにしています。新しく入った人を熱心に育てる会社を支える、と書かれています。
その一方で、高校を出て建設業に入った人が3年で辞める割合は41.4%(2022年3月卒)。全産業より3.5ポイント高く、国も定着を課題にしています。
建設業で働いてみたい人向けに、国が無料の職業訓練と就職の支援をセットで行う事業もあります(中身は、クレーンなど現場の作業の資格が中心です)。
ここも正直に
研修や助成は、使うかどうかが会社しだい。助成を受けるのも会社で、本人ではありません。上の85.2%も、新人向けの研修だけの数字ではありません。
同じ計画では、建設業の事業所の85.7%が、人を育てることに「問題がある」と答えています。いちばん多い悩みは「育てても辞めてしまう」(61.4%)、次が「教える人が足りない」(54.4%)です(2024年度)。
覚えておきたいこと
気になる会社には、「入ってすぐの研修はありますか」「資格の勉強の支えはありますか」と聞いてみましょう。聞きにくいことは、相談する人に代わりに確かめてもらうこともできます。
次の一歩
- 資格のことは、学歴なしで国家資格の記事へ
- 経験ゼロからの流れは、未経験からの記事へ
- 求人票の見方は、求人票の記事へ
むずかしそう、と感じたら、まずは話してみてください。